中毒

ドルヲタのメモ

From now on

あれから気持ちの整理もつかないまま、頑張って自分の中で落ち着かせようとしたりこれは悪い夢だと思い込もうとしたり。最初聴けなかったSHINeeの曲もだんだん聴けるようになってきたと思ったらふと1人になった時に泣いてしまったり。こんな状態でコンサートを観るのは危険だと思った。だから京セラまでになんとかこの現状に慣れようと思った。でもあっという間に2月17日が来た。全く慣れないまま。

 

 

私は福岡に住んでいるけど京セラドームには年に3回くらいは行く。ヤフオクドームに行く回数より多い年もある。私が最後に観た5人のSHINeeは2017年のSMT京セラ公演だった。当たり前だけどその時はこれが最後になるなんて微塵も思ってない。SMTのラストは各グループが勝負曲を歌うけど、この時SHINeeはGet The Treasureを歌った。ここでアルバムの曲を持ってくるあたりさすがだなと思った。SHINeeはライブ慣れしている。そりゃそうだ。日本であれだけ公演してたら度胸も付くよ。SMTではSHINeeのライブの上手さがより目立つ気がする。

 

そんなSHINeeが、2月17日の京セラで、見たこともないくらい不安な顔でステージに立っていた。

 

 

私は今何を観てるんだろう。何で4人なんだろう。何で彼の声が聴こえないんだろう。何で4人はあんなに強張ってるんだろう。 全部理由はわかってるのに、誰かにずっと訊いてるような気分だった。

 

 

一曲一曲、聴くのにすごいエネルギーを消費した。イントロが流れた瞬間、「わぁ……それ歌うんだ………」って、嬉しいのに悲しくて。特にえびばでなんか、5人で踊る事を大前提とした振付だし、どうするの?どうなるの?って。自分の感情がわけわからなくなって涙止まらないし、もうこれがずっと続くわけです最初から最後まで。

 

 

一番エネルギーを消費した、というか心がめちゃくちゃになったのはやっぱりジョンヒョンと4人が一緒に歌うあの時間で。VCRの時点でもう駄目だった。これを真正面から受け止めたら自分が駄目になると思った。離れたくない、5人のSHINeeを過去にしたくないのになんでなんでって。あぁ私は全然受け止めきれてなかったんだなってVCRを観ながら感じた。

Diamond skyは悲しいというか混乱で。FIVEが5年前とか、そんなんだったらまだ理解できたかもしれない。でも去年だよ。ツアーが終わったの5ヶ月前だよ。ついこの間5人で歌ってた曲をなんで今こんな形で歌ってるの。ビジョンに映ってるFIVEのSHINeeと、その隣に映ってる今のSHINeeの表情があまりに違いすぎて、混乱でしかなかった。

で、君がいる世界ですが。イントロが流れた時もうほんとに勘弁してくれ、もうもたない、と。泣きすぎて脱水症状起こしてたのか頭が痛かった。

 

君に出会ってから好きになって大切なものが増えてく。まさに、なんだよなあ。SHINeeを好きになって生活が豊かになって楽しい事が格段に増えて辛い事を乗り越える糧ができた。ジョンヒョン、聞いてる???私がSHINeeを通して得た時間経験友達全部楽しくて幸せなものばかりだよ???聞いてる???

 

 

コンサート中、やっと落ち着けたのはらきすたDTBあたりでした。あっやばいSHINee可愛い…っていう普段の感情を思い出した。ニコニコしてるオニュを観て無性に安心したり。

 

 

最後の最後でスーツを着て出てきた4人と5つのスポットライト。初披露の新曲の中にちゃんとジョンヒョンの声があった。そばにいるよって言ってた。そばにいるって。こんなに強く人に会いたいって思った日はない。

 

 

泣いてたのは私達だけじゃない。4人も泣いてた。てむちゃんはちょっと目元を拭うだけで我慢してるようだったけど。本当はわんわん泣きたいだろうし。リハでも泣いただろうし。このコンサートを開催するという決断がとんでもなく大きなものだったという事は4人の表情や言葉からひしひしと感じた。

 

 

コンサート後TLで「悲しい出来事をショーの一部としてみせるのはどうなの?」という意見がちらほら流れてきて、確かに、とも思ったけど。コンサート中の私はそんな事考える余裕が無かったから全然気が回らなかったなと。でも時間をおいて数年後にこれをやるのではなく今これをやるという決断をしてくれたのはSHINeeやそのスタッフであって。きーくんの「全てを諦めて心を落ち着くのを待ち続けるのは違うと思った」というメッセージは本当に染みる。今までヲタ活は自分の為にやるものでしかなかったけど、コンサートを通して私は初めて彼らの力になりたいと思ったよ。私はこれで良かったと思ってるよ。

 

 

なんか色々考えた。

SHINeeは前から平和なグループだって言われてたけど、私はこの風潮にいささか疑問を感じてた。平和ってなんだ。仲がいい事を指してるのか、派手なスキャンダルが無い事を指してるのか、メンバーが欠けない事を指してるのか。

確かに他のグループと比べるとSHINeeはそういう困った事が起きないグループに見える。でもそれは起きないのか。起きてるけど隠してるのか。これって全然違うわけで。

よっぽどな事じゃなければ困った事は起きていいんだって、SHINeeに伝えてくれる人はいたかな。SHINeeに乗っていたとてつもなくデカいプレッシャーを全部じゃなくても少しだけでも取り除いてくれるような、そんな人とか機会とか、あったかな。もちろん困った事が起きないならそれに越した事は無い。でももし起きてしまった時、それを必死で隠して何事も無かったように見せてくれるのはとても優しいけど残酷だ。そして「彼らはちゃんと隠してくれる!さすが!これからも隠しててね!」って言うのはもっと残酷だ。

SHINeeはどっちだったのかはわからない。でも、もっと色んな選択肢があってもっと自由になっても良かったのにな、とは思う。全部タラレバだ。はぁ。

でも真面目で誠実で良い子達だから好きだなとも思うしファンって勝手だよね。ごめんね。

 

 

今後SHINeeがどんな活動をしていくのか、待ち受ける兵役、色々不安はあるけど、不思議な事に相変わらずSHINeeが好きなんだなあ。1ミリも好きな気持ちが減らないな。同時にSHINeeが5人であるという事実も変わらないんだずっと

 

 

よくSWが終わった後に「私はマイケルジャクソンのライブに行きたくても行けない!でもSHINeeのライブは今行ける!同じ時代に生きてる!奇跡!幸せ!」って言ってたんですけど本当に心底そう思ったんだこの2ヶ月ちょい。私はジョンヒョンを生で観て生で歌声を聴いたんだ。私はSHINeeのイルデ出新規なので約7年くらいSHINeeのファンを名乗ってますけど、7年もSHINeeジョンヒョンを観る事が出来たんだなって、幸せじゃんって、思いました。色んな人に自慢したい。ジョンヒョンはどうだった?幸せだったかな。幸せだったらいいな